おはようございます!熊野です!
今回は24泊25日で東南アジア4カ国 (シンガポール、ベトナム、カンボジア、タイ) を周遊旅行したら合計いくらかかるのか紹介していきたいと思います。
例えば、カンボジアは独自の通貨「カンボジアリエル」が出回っていますが、実質的な通貨はUSドルを基準に使用しているため対ドル円安の影響が直撃します。旅行当時は1$=約110円だったので、2022年の最もタイミングが悪い時期に行った場合物価が実質1.5倍になったも同然でした。最近の相場があまりにも痛すぎます。
旅のルート

旅行ルートをイラストにしました。いかにも手作りした感が満載ですみません。
ざっくりとした内容としてはシンガポール経由でベトナムに行った後、インドシナ半島を回るようにカンボジア、タイを回りました。同じようなルートで旅行している人をちらほら見かけるので、バックパッカーの定番ルートだと思っています。
訪問都市は以下の通りです。
1. シンガポール 1泊
2. ハノイ (ベトナム) 4泊
3. ハロン湾 (ベトナム) 1泊
4. フエ (ベトナム) 日帰り
5. ダナン・ホイアン (ベトナム) 3泊
6. ホーチミン (ベトナム) 2泊
7. シェムリアップ (カンボジア) 4泊
8. バンコク (タイ) 7泊
9. アユタヤ (タイ) 日帰り
10.チェンマイ (タイ) 2泊
24日間で10都市を訪問しました。
都市間の移動について、主なものだけピックアップするとハノイ~フエ 寝台列車13時間、ダナン~ホーチミン 寝台列車18時間、ホーチミン~シェムリアップ バス乗り継ぎ18時間、シェムリアップ~バンコク バス乗り継ぎ12時間、アユタヤ~チェンマイ 寝台列車10時間でした。
陸路での合計移動距離は約3800キロと、1日当たりに換算すると158キロ、合計移動時間は84時間でかなりの鬼スケジュールでした (当時は18歳、今振り返ってみると若いなぁと)
実際に疲れのせいでバンコクに7泊しています。さすがはバックパッカーの沈没地点、居心地が良すぎました。
出費の詳細
早速ですが、東南アジア24泊25日の合計金額は187300円でした。
ここから往復の飛行機代55000円を除いた現地での滞在費用が132000円、1日当たりに換算すると5292円でした。
今回使用したのが、バックパッカー御用達のLCC航空会社のエアアジアです。
コロナのせいで現在は値段が高くなってしまいましたが、2018年当時はタイのバンコクまで1万円台前半の直行便が沢山出ていました。
筆者は成田~シンガポール、シンガポール~ハノイ (ベトナム) 、チェンマイ (タイ)~成田の3路線で使用しました。夏休みのハイシーズンにも関わらず55000円は今考えると信じられないくらい安いです。
2023年の今、タイへの往復航空券を調べると絶望的な値段のチケットが販売されていますが、早くこの時代が戻ってきてほしいです。特にJ〇L&A〇Aよ、燃料サーチャージ代だけで往復5万円ってどうした!!
交通費の合計は24000円でした。ベトナム縦断鉄道 (ハノイ~フエ、フエ~ダナン、ダナン~ホーチミン) 合計が11000円、バスの都市間の移動が平均2500円ほどなので、飛行機と比べて時間はかかりますが安いです。
寝台特急や夜行バスは寝れるの?とよく聞かれますが、意外と快適かつ普通に疲れていたので熟睡できました。夜行バスは日本のやつとは違って完全なるフルフラットになるのでこちらも快適です。ただ1人旅だと知らない人と隣り合わせで寝ることになります。ちなみに筆者の隣はガタイの良いインド人でした。
また旅行中にタクシーはほとんど使わず、常に歩き回っていたのも安さの理由です。一番歩いた日は1日4万歩 (約30km) とIphoneの万歩計に記録されていました。
ホテル代はシンガポールでの1泊が4000円
その他の1泊あたりの平均が1200円です。当時はドミトリールームにビビっていたので全て個室に宿泊しています。
ちなみに旅行中は寝台特急&夜行バスに合計4泊しており、こちらは全て運賃とカウントしているため除外しています。夜行便にのってホテル代を浮かすのは私がよくやる常套手段で、かなり費用が浮くのでおすすめです。
食費の合計は大体ですが、1日当たり1500円でした。旅行中の食事のほぼすべてを外食していたにもかかわらずこの金額なので、やはり東南アジアの物価は安いです。
特にタイは屋台文化が発達していて、パッタイ130円、バーベキュー1串100円、トムヤムクン300円といった感じで本場料理がすべてワンコイン以内で食べられるこの世の天国でした。ただ衛生面はお察しの通り△で筆者も旅行中3回は腹を下しました (しかも町中にトイレが少ないこと)
1食1000円くらいに課金すれば東南アジアでも衛生的な料理が食べられますが、東南アジアの雑多な屋台は安い&うまいので是非ともチャレンジしたいところです。
シンガポールのガーデンズバイザベイの入場料が2952円、1泊2日ハロン湾ツアー約11000円、カンボジアのビザ代が3300円、アンコールワット入場料が6820円なので、これだけで24072円を占めています。
シンガポールの圧倒的な物価の高さは置いておいて、ベトナム、ハノイ発の11000円のハロン湾クルーズですが、こちらは往復交通費&フェリー (船内ホテル) 代、洞窟観光費、食費を全て込みでこの値段です。日帰りクルーズであれば4000~5000円とお安いですが、移動が往復8時間に対して滞在時間が4~5時間とコスパがやや悪いので時間があれば1泊2日の方が断然おすすめです。
次にカンボジアのビザ代とアンコールワット入場料ですが、カンボジア旅行の思い出の9割がアンコールワットで、ビザ代も実質の入場料みたいなものでした。東南アジアの物価から考えると死ぬほど高いですが、遺跡の壮大なスケールに感動したので結果的には良かったです。
あとカンボジアはタイやベトナムに比べてさらに3割ほど物価が安いので、私のように日帰りではなく数日滞在してじっくり観光すれば結果的に1日当たりの滞在費は安くなります。
旅行の思い出
最後に、旅行の思い出を訪問した都市ごとに1枚ずつ写真を選抜して振り返りたいと思います。

初めての一人海外旅行ということで、まずは肩慣らしのために1泊でシンガポールへ行きました。治安は日本とほとんど変わらず物価はそれ以上に高かったのでびっくり!

2カ国目はベトナム、交通マナーが酷く歩行者優先の概念が全くないので交差点を横切るのにも一苦労で当時はカルチャーショックを受けました。

ハロン湾クルーズ 新婚旅行やカップルにとても人気なので一人旅だと寂しい思いをします。


フエ&ホイアン
どちらも世界遺産に登録されている街で、歴史的な建物が数多く残っており情緒があります。
ベトナムは南北で食文化も大きく違うので時間があれば南部と北部両方の街に行くと面白いです。
ちなみに出発前は反パクチー派だったのですが、本場料理を何回も食べているうちに徐々にクセになり、このころになるとパクチー好きへ変化しました。

ホーチミンからツアーで行けるメコンデルタ、メコン川クルーズ、昼食、往復バス代全て込みで約1000円でした。お土産屋巡りなど少し営業が多かったですが、それでもコスパ最高ツアーでした。

アンコールワットの夜明け
アンコール遺跡群は1日5ドルのレンタサイクルで回りましたが、敷地内にある関連遺跡群は非常に多く、すべてを一通り見て回るだけで走行距離が合計50キロとかなり疲れました。

カンボジアからタイへ国境を越えてバンコクへ
旅行前は「東南アジアのよく似た2つの国」としか認識していませんでしたが、建築様式や宗教、経済格差の違いがとても大きく国境の小さな川を1つ渡るだけでここまで世界が変わるものかと驚きました。
上の写真はワットポーにある涅槃仏で、日本では「仏像が寝ている!」と面白がられますが、実はこの像は仏陀がまさに入滅する様子を表したもので、「北枕」の由来ともなった有名な話が元になっています。

最後に訪問したのがタイ北部のチェンマイです。
圧倒的な大都会に発展したバンコクと比較すると落ち着きがあり、タイは「仏教の国」ということを感じさせるような数々の遺跡や寺院が残っています。バンコクからは飛行機のほか、寝台列車が毎日のように出ているのでバンコクから1~2泊で地方に行きたい人におすすめの場所です。
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