2022年8月 イスラエル (パレスチナ自治政府)・エジプト・ヨルダンの入出国情報【体験談】

海外旅行

イスラエル・エジプト・ヨルダンの入国情報

おはようございます。

2022年8月にコロナ後初となる3年ぶりの海外旅行に行ってきたので、今後何回かに分けて記事にしたいと思います。

そして今回は、皆さんが一番気になるであろう海外の入出国情報について、実際の体験談を記したいと思います。ちなみに行き先ですが、イスラエル (パレスチナ自治政府含む) 、エジプト、ヨルダンを3週間かけて周遊しました。

入出国条件の情報入手について

コロナが流行してから、海外の渡航規制やビザの取得条件などが常に変更されており、情報もかなり錯綜していますが、その中でも一番信頼できるのが、当たり前といえば当たり前ですが外務省の公式サイトだと思います。

www.anzen.mofa.go.jp

海外の入国規制についてまとめた民間のサイトはいくつか存在しますが、更新頻度等の問題で情報が間違っている部分がよく見受けられたので注意が必要です。

イスラエル

今回利用したのは、ヨルダンのアンマンからイスラエルのエルサレムに抜けるキングフセイン橋/アレンビー橋の国境です。

旅行界隈では「世界一入国審査が厳しい陸路国境として有名で、イスラエル入国審査側では一度怪しまれたら最後、別室送りで数時間質問攻めにされることも珍しくないと噂の場所です。

そんな手ごわい国境ですが、結論から言うと、公式な入国に関する条件である保険の加入や入国フォームへの記入は全く確認されず、その他コロナに関する質問もありませんでした。

たまたまの可能性が高いですが、実際に体験した内容から話すとコロナにまつわる入国制限は無かったことになります。

恐らくテルアビブ空港等による空路入国の際には、チェックイン時や出国時に保険の加入証明書や入国フォームへの記入が高確率で確認され、陸路入国の際にも人によっては見てくると思うので事前に準備をしておくのが吉です。

ちなみにイスラエル入国時の厳しい審査は現在も健在で、いつまでイスラエルにいるのか、ホテルはどこか、どの町に行くのか、現地に友達はいるかなど何十回も質問攻めにされました。私はスムーズに入国できましたが、同じバスに乗っていたヨーロッパ人は別室送りにされていました。

なお、出国制限はありません。

パレスチナ自治区

イスラエル旅行で人気の観光地のベツレヘムはパレスチナ自治区にありますが、入国制限に関してはイスラエルと共通しているのでイスラエルからパレスチナへの移動に関しては全く問題はありません

ただ、イスラエルとパレスチナは敵対関係にあるため、イスラエル入国の際に「どの町に行くのか」と聞かれた際、仮にパレスチナに行く予定があっても言わないようにしましょう。

エジプト

エジプトの入国条件ですが、コロナに関する入出国規制は2022年8月全くありませんでした。

アライバルビザの発給がコロナのせいで一時停止されている国もいくつかあるのですが、エジプトの場合は全くそのようなことは無く、入国審査のゲートの近くにあるカウンターで普通に発給してもらいました。

入国審査の際もいくつか簡単な質問に答えるだけで、コロナに関する質問は全くされませんでした。

ちなみに今回使用した国境はカイロ国際空港です。

ヨルダン

ヨルダン入国に関しては、私が行った時点では専用サイトに登録して、送られてきたQRコードを見せる必要がありました。

今回は空路にてアンマンのクイーンアリア国際空港へ着く直行便を利用しましたが、カウンターでのチェックインの際にQRコードを実際に求められました。

QRコードの取得方法ですが、年齢や生年月日、パスポート番号の項目の入力と誓約書の同意のチェックを入れるだけで終わりでした。

誓約書の内容は、症状が発覚した場合直ちに検査を受けて隔離が行われること、コロナをカバーする保険に入っているor保険がない場合すべて自費で負担すること、破った場合は法的責任を負う可能性があること等が書かれています。海外旅行保険は義務ではなく、特に確認もされませんが、旅行先で感染した場合帰国できずに新たな飛行機代+延泊費用+入院費用で数十万以上かかるケースが相次いでいるので、絶対に入った方がいいと思います。

ちなみに出国規制はありませんでした。

まとめ

今回行ったエジプト・ヨルダン・イスラエルの3か国ですが、コロナウイルスに関する入出国規制は全くないか、あってもかなり緩い規制しかありませんでした。

・イスラエル (キングフセイン橋/アレンビー橋)
 保険の加入や入国フォームへの記入が必要だが実際には確認されなかった
・エジプト (カイロ国際空港)
 入出国ともに制限なし
・ヨルダン (クイーンアリア空港)
 Visit Jordan登録によるQRコードの提示が必要 (飛行機チェックイン時)

コロナ後の旅行について、規制がややこしいことから周遊旅行をしている人は特に少ない気がしますが、実際のところ国を選べばほとんど以前と変わらない旅行ができると思います。

今後の記事にて町中での情報等も詳しく紹介したいと思いますが、先に結論を話すと、マスク着用義務や人数制限に関する規制など、観光をする際の制限もほとんどありません。

コメント

  1. sna59717 より:

    RYOと申します。
    貴重な情報をありがとうございました。
    質問です。
    キングフセイン橋/アレンビー橋の国境越えの際
    パスポートにスタンプは押されましたでしょうか?
    スタンプがない場合は何か別の書類がありましたか?
    ご回答よろしくお願いいたします。

  2. KumanomiFun より:

    id:sna59717 さんへ
    コメントありがとうございます。
    ヨルダン出国では別の紙切れにスタンプが押されたものを受け取り、イスラエル入国ではスタンプの代わりにパスポートの裏にシールが貼られるのと、名刺くらいのサイズの紙切れの入国カードが配られます。
    どちらの側も特に「ノースタンプ」の旨は伝えませんでしたがイスラエル入国歴が残らない形で手続きができました。
    注意点としてパスポート裏のシールの痕跡が残りバレる恐れがあること (特にアラブ圏ではこの痕跡が無いか確認されるそうです) 、出入国審査官に間違ってスタンプを押される可能性があるのでその点は注意したほうがいいと思います!

  3. sna59717 より:

    KumanomiFunさんへ
    丁寧なご回答ありがとうございました。
    私は現在ヨルダン~イスラエル旅行を計画中で
    この国境を往復してみたいと思っています。
    KumanomiFunさんはイスラエル➡ヨルダンでこの国境を使ってないですよね?
    最近の情報が見つからないので心配です。
    RYO

  4. KumanomiFun より:

    id:sna59717 さん
    今回の旅行ではイスラエル出国→ヨルダン入国方向でこの国境は使っていないです。
    ただヨルダン→イスラエル方向はコロナ前の情報とほとんど変わらなかったので、憶測ですが反対方向も昔と同じである可能性は高いと思います。
    実際にヨルダンへ向かう多くの観光客とすれ違ったので少なくとも一昔前に見られたコロナ関連の厳しい規制は無いです。(詳しい情報は外務省のホームページhttps://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.htmlを参考にしてください)

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