イランの長距離バス
こんにちは、熊野です。
今回もイラン旅行に関する記事を書いていくのですが、イラン国内の移動で最も一般的な長距離バスの探し方や乗り方について解説していきたいと思います。
イラン〜アルメニアの国際バスについては以下の記事を参照にしてください。
イラン国内の長距離移動手段の方法は、飛行機、電車、バスの3択となります。
バックパッカーの私からすると飛行機は高いので論外、電車もやや高め&本数が少なく使いにくかったので、旅行中の移動はほとんどバスを使用していました。
しかしこのバスが曲者で、日本語や英語での事前情報が乏しい&オンライン決済が不可&案内やチケットが全てペルシャ語で理解できないことにずっと苦しめられました。
そんな中、いろいろなサイトにアクセスしたり、実際にイラン人に聞いたりして、なんとかバスの情報を得てチケットを手配する方法を見つけたのでここで紹介したいと思います。
探し方
イランの長距離バスの探し方ですが、いつも他の国でやっているように、「A都市 B都市 バス」などと検索しても、ほとんど詳細な情報が出てきません。せいぜい個人の旅行記が出てくるくらいです。
検索ワードを英語に変えても結果はほぼ同じです。
そこで、ホテルのイラン人に使っているサイトを聞いたところ「safar724」という料金比較サイトをおすすめされました。
- バスの出発時間
- 発着するターミナルの場所
- 運賃
- バスの本数と残り空席数
このサイトはペルシャ語が基本なのですが、翻訳サイトを入れながら使えばそこまで難しくはありません。
出発地、到着地の地名、日付をそれぞれ英語で入力するとバスの便の発着情報が出てきます。
日付がイラン歴なのがわかりにくいですが、デフォルトの日付が検索時点での曜日となっているので、そこから計算すると西暦&イラン歴を変換せずに使用できます。
チケットの取り方
残念ながら、先ほど紹介したサイトを含むオンラインの事前予約サイトは、海外製のクレジットカードでの決済が出来ません。
閲覧はもちろん可能ですがそこから手配することは難しいです。
ただ基本的に大都市から大都市に移動するような路線は1日に何十本と頻発しており、事前予約は必要ない場合がほとんどです。
- テヘラン〜マシュハド
- シーラーズ〜ヤズド
- サナンダージ〜各都市
- テヘラン&タブリーズ〜エレバン(国際バス)
ただ、以上に挙げたような路線は、需要に対してバスの本数が少ないので席が埋まるのが比較的早いです。
事前にチケットを手配する方法ですが、基本的にはバスターミナルに直接行くのが一番確実です。
ただし、イランのバスターミナルは観光エリアから外れた郊外にある事が多く、公共交通機関を使ってのアクセスが難しい場合すらあります。
また今いる場所とは違う街から街へ移動する場合も、バスターミナルに取り扱っている会社がなければ予約はできません。
このような場合、バスターミナルに行かずにチケットを取る選択肢は2つあります。
- 旅行会社に行ってチケットを手配する
- カードを使えるイラン人に頼んで代理で取ってもらう
観光地がある大きい都市であれば、必ず旅行会社はあります。またホテルのスタッフなど、現地のカードが使えるイラン人に交渉して手配してもらうことももちろん可能です。
気になる値段ですが、数百キロ走っても300円〜500円程度が相場でかなり安いです。
ただしタブリーズ〜エレバンの国際バスは例外的に高く4000円ほどかかりました。
バスの搭乗方法
写真チケットはタブリーズ〜エレバンまでの国際バスのものですが、どのバス会社のチケットも大体このような感じで、英語表記はほとんどありません。
しかし、ここに席番号、運賃、出発時間等の重要な情報が書かれているので、写真の文字から翻訳できるサイト等を利用して事前に内容の確認をしましょう。

また、イランのバスターミナル内に電光掲示板のような案内はなく、どのバス乗り場から出発するかも記載されていないことがあります。
事前に予約をした場合は少し余裕を持ってバスターミナルへ行き、スタッフ等に確認して教えてもらいましょう。
バスの乗り心地
最後にバスの乗り心地についてですが、こちらに関しては問題ありませんでした。

それどころか、今までに乗ってきた長距離バスの中でも1〜2位を争うほどイランの長距離バスは快適でした。
私が乗ったバスは全て2+1の3列シートで、一人旅の私は9割型1列側の座席を案内されました。
座席の間隔もかなり広く、遠慮なくリクライニングができて足も伸ばせるほどでした。
ただし、トイレが付いているようなバスは殆どなく、代わりに2〜3時間おきに休憩があるだけなので、バスターミナルで事前に必ず用を足しておきましょう。
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