エレバンからトビリシの移動方法
こんにちは熊野です。
今回はアルメニアのエレバンからジョージアのトビリシまでの、直通のミニバス(マルシュルートカ)を利用した国境越えの方法を解説したいと思います。
キリキアバスターミナル
エレバンにあるキリキアバスターミナルという場所からジョージアのトビリシ行きのミニバスが出発しています。

市内からは場所にもよりますが徒歩圏内にあり、5番、13番、23番のバスを利用してもアクセスすることが可能です。
- 料金 片道8000ドラム(約3000円)
- 所要時間 6〜7時間程度
- 時刻表 朝8時半より2時間おきに出発
このタイプのミニバスは、乗客が満員になったら出発するシステムのことも多いですが、この路線に関しては一応時刻表通りに出発するようです。
私の時も10時30分ぴったりにバスが動き出しました。いい加減さを当てにして適当な時間に行くと最大2時間近く待つ羽目になるので気をつけましょう。
チケット購入&乗車
エレバン行きのバスチケットの購入窓口は、目の前の大通りからバスターミナルを見た左側の屋外にあります。

ここがチケットオフィスです。
バス会社は幾つかありますが、トビリシ行きのバスを売っている会社の窓口にはジョージアの国旗が書かれているのでそれが目印です。

発車時間の10分前にチケットを購入したのですが、すでにバス会社の目の前に乗る予定のミニバスが止まっていました。
バスは他にも沢山停まっていますが、フロントにある「TBILISI」が目印になっているので超分かりやすかったです。
バスの乗り心地
中央アジアやコーカサスの国にありがちなこのタイプのミニバスは総じてお世辞にも乗り心地がいいとは言えません。
ただ、このエレバン〜トビリシ路線に関しては主観ではありますが特に乗り心地が悪かったです。
- 足を一切伸ばせないほど狭い
- 座席が直角でリクライニングもできない
- 肘掛けがないので隣の人と密着
所要時間は6〜7時間とそこまで長くはないのですが、意外に苦行だったのがこの路線でした。

上記に加えて、こんな感じの山道をまあまあな速度で飛ばして進むので、乗り物酔いが酷い方は特に注意しましょう。
筆者は乗り心地の悪さ&低い乗り物酔い耐性のせいで地獄を見ました。
ちなみに途中の休憩はアルメニア側のほぼ中間地点で1回あるだけでした。(ジョージア入国後に、トイレ休憩ができるくらいの短い自由時間を含めると2回)
入出国審査について
入出国ポイントはこの「Bagratashen-Sadakhlo-border-crossing」という場所でした。
写真撮影が厳禁だったので国境付近の画像はありませんが、入出国の流れは以下の通りになります。
- ミニバスから下車する(荷物は車内に入れたままでOK)
- アルメニア側の出国審査を受ける
- 同じミニバスに乗り込みジョージアの入国審査場まで行く
- 再びミニバスから今度は荷物ごと下車する
- ジョージア側の入国審査&手荷物検査
- ミニバスに乗車してトビリシへ向かう
といった感じでごく普通の国境越えでした。
アルメニアからジョージアに行く際の入出国審査に関してはさほど時間がかからないとの事前情報を得ていましたが、噂通り手続きはとてもシンプルでした。
アルメニアの出国時、ジョージアの入国時ともに審査官から特に質問されることもなく普通にスタンプを押されただけでした。
実際に時間を測ってみたところピッタリ30分で全ての手続きを終えることができました。
ジョージア側バスターミナル
ジョージアのトビリシのバスターミナルはこちらの場所になります。
バスターミナルと言っても、それっぽい建物や売店があるわけではなく、ただのローカルな路地裏で降ろされます。
一瞬困惑してしまいましたが、100mほど東側にトビリシ地下鉄の「Avlabari」駅があります。
トビリシ地下鉄に乗れば市内の大体の場所には移動できるのでアクセスには全く問題ありませんでした。
まとめ
ジョージアやアルメニアはどちらもバックパッカー人気が高い国で、ビザなし滞在期間もかなり長い国ということで、アルメニア〜ジョージア間の移動はそこそこ需要があるかと思います。
- ミニバスは時刻表に則り出発
- 乗り心地は悪い&悪路なので注意
- 国境越えはかなりスムーズ
2023年6月時点で、キリキアバスターミナルからは2時間に1本直通のミニバスが運行されており、それ自体はとても便利でした。
1点注意点を挙げるとするならば、乗り心地が悪く道中の道はお世辞にも良いとは言えないので、バスが苦手な方は注意が必要です。
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