2022年 アカバからダハブへ 国際フェリー&タクシーを使った移動方法

中東

アカバ (ヨルダン) ~ダハブ (エジプト) 国境越え

おはようございます、熊野 (KUMANO) です。

今回はヨルダンのアカバからエジプトのダハブまで、国際フェリータクシーを経由して移動する方法を紹介したいと思います。

国際フェリーの搭乗口

アカバからダハブまでは移動方法がいくつか存在しますが、私が通ったのはアカバ市街地からタクシーでフェリーターミナルへ行き、ヌエバまで国際フェリーに乗船し国境を越え、ヌエバから乗り合いタクシーでダハブに行くルートです。

国際フェリー時刻表
  • アカバ〜ヌエバ 22:00発 翌1:00着
  • ヌエバ〜アカバ 12:00発  15:00着

料金や時刻表、チケットの購入場所がここ数年で何回も変わっており、本記事では2022年8月時点での情報をもとに記事を作成しています。

この内容は再び変更される可能性が非常に高いので、各自で最新情報を確認することを強くおすすめします。

チケット購入方法

チケット入手方法ですが、フェリー会社のArab Bridge Marinetimeのチケットオフィスに直接出向いて購入するのが一番安いです。

街内に複数あるツアー会社からも予約ができるそうですが、上の料金に加えて手数料を取られます。

正規のチケットオフィスの場所を下に記しました。アカバの街の中心部に位置しているので、できるだけここを利用しましょう。

注意点として、フェリーは22時にアカバを出発するのですが、このチケットオフィスでは当日の15時までに予約が締め切られてしまいます。

この時間を逃すと、フェリーターミナルにあるチケットオフィスに、入場ゲートが開く18時以降に直接出向いて購入することになります。

18時前についても建物は閉まっているので注意、港の周辺には何もありません

少し前の情報を参照すると、アカバのフェリーターミナル (下記にて紹介) ではチケットの購入ができないので注意と書かれています。

しかし私が行った時はターミナル内にチケットオフィスがありそこで問題なく購入できました。

もちろん直前すぎるとチケットが売り切れる可能性があります。 (1日1便なので逃すと延泊確定)

さらに、再びターミナル内での購入が不可になっている可能性を考えると、事前にアカバ街内にあるチケットオフィスにて購入したほうが安心です。

アカバ港フェリーターミナル

アカバ市街地からフェリーターミナルまでは10キロほど離れており、バス等も出ていないため基本的に町内からタクシーを利用して移動することになると思います。

アカバのフェリーターミナルは行先別に複数存在しますが、「Aqaba to nuweiba ferry terminal」と伝えれば問題なく通じます。

ただ、アカバは22年8月時点でUberが使えないうえ、アンマン等の北部に比べて強気のタクシーが多いと言われているので、厄介ですが値段交渉は避けて通れません。

アカバ市内からフェリーターミナルまでは4~6JODが相場で、私の場合話しかけた運転手からの最初の言い値は10JODで、その後半額の5JODで交渉成立しました。

先ほども書いた通りフェリーターミナルは常に入場できるわけではなく、オープンするのは18時です。

それ以前にここへきても何もない屋外でひたすら待機する羽目になります。

ちなみに時間はかなりいい加減なようで、19時になっても開かないこともしばしばあるそうです。

このフェリーターミナル内には小さい売店が1つと汚いトイレ、コンセントがあるくらいなので、事前にチケットを買ったうえで19~20時ごろにここへ来るのが一番賢いと思います。

最大の注意点として、ターミナル周辺にATMはありません。アカバ市内をタクシーで出ると、次にお金をおろせるのはエジプト到着後のヌエバ市内となります。

最低でもターミナルまでのタクシー代出国税エジプトビザ代αを現金で持っておきましょう。

ちなみに船内には売店があるので余ったお金は消費できます。

入出国手続き&フェリー移動

アカバ~ヌエバ間の国際フェリーは観光客と現地人で料金が大きく異なり、3倍ほど多く取られますが、その代わり係員に誘導される形で優先的に出入国手続きを済ませてもらえます。

このフェリーはエジプト人の出稼ぎ労働者によく利用されており、私が使った際もざっと数えて100人以上の現地人が居ました。

しかし私は行列を作って待機する現地人をよそに、一緒に乗船した欧米からの観光客数人とともに真っ先に出国&乗船手続きができました。

またフェリーは頻繁に遅延することで有名ですが、この日も30分程遅れて出発しました。ちなみにこれは全然マシな方で数時間遅延することも珍しくないそうです。

乗船時間は約3時間で、船内には軽食や飲み物が置いてある小さな売店しかないので、船に乗る前、さらに言うとアカバ街内で食事を済ませた方がよさそうです。

フェリー内は結構広く、座席も自由席なのでその点は快適でした。ただ深夜帯で眠りたいのにあまりリクライニングができなかったのが少し残念です。

到着後は係員とともに一番最初に下船した後、入国スタンプが押されたパスポートを返却されました。

ヌエバ~ダハブ間

エジプト・ヌエバの到着ターミナルはこちらの場所になります。

ヌエバに到着したあと、朝の6時ごろに出発するダハブ行きのバスを待つのがバックパッカーの定番ルートでした。

しかし現在はどうやら時刻表が変更されたようで、ヌエバ~ダハブを結ぶバスは夕方発の1便のみとなってしまいました。

その代わり10人ほどが乗れるタクシーが出ており、ダハブまで片道500EGPで行くことができます。

この料金は乗車人数で割ることができ、入国の際に係員の人が行先別に移動手段について案内をしてもらえます。

この日は運悪く私一人だけだったので泣く泣く一人で500ポンドを支払いました。

乗車時間は1時間半ほどで、道中2回ほど検問が行われたのちに無事ダハブにたどり着きました。

物価を考えると500EGPはかなり痛い出費ですが、ヌエバには何もないうえに治安も良くないので、早朝からバスを待機するより大人しくタクシーを使った方がいいと思います。

かかった費用&注意点

アカバ市街~ダハブの移動にかかった総費用 (一人旅の場合) を以下に記します。

総費用
  • アカバ~ヌエバ フェリー料金     56JOD (10650円) 
  • ヨルダン出国税          10JOD (1900円) 
  • アカバ市街地~フェリーターミナル 5JOD (950円) 
  • ヌエバ~ダハブ間タクシー代    500EGP (3500円) 
  • エジプトビザ           450EGP (3150円)

合計金額は20150円 でした。

複数人で移動すればその分一人当たりのタクシー代も安く済むのでおすすめです。

次に、いままでに書いた注意点を以下にまとめました。

Check
  • フェリーターミナルは18時以前は入場不可
  • 現金が多く必要&ターミナル内にATMが無い
  • 船の遅延は頻繁に起こるので注意
  • 時刻表や料金、チケット購入場所は頻繁に変わるので注意

特に一番下の太字で書いたことについた内容について、以前のブログを参照しても情報が人によって本当にばらばらです。

自分で言うのもなんですがここに書いた体験談も既に古くなっている可能性が十分に考えられるので、何度も言いますが最新情報を確認することが大切です。

また1日1便のみの運航で、売切れたり乗り遅れたりすると次は24時間後なので、時間に余裕をもってチケットを購入することをおすすめします。

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