エジプト・ダハブの最新滞在情報【2022年8月】

海外旅行

はじめに

おはようございます。

今回は2022年8月の中東周遊旅行で訪れたエジプト・ダハブの最新情報についてまとめていきたいと思います。

ダハブの海でよく見かけるゴールデンバタフライフィッシュ

ダハブといえば「世界最安のリゾート地」としてバックパッカーにとても有名な町で、私もずっと前から行きたかった場所でした。コロナ関連の規制が少なくなりようやく訪問できましたが、日本人の滞在情報が乏しいここ3年で、海の綺麗さのように全く変わらないものもあれば、物価のように以前とはかなり違ってくるものもありました。

入国時点の22年8月において、エジプト国内のコロナ関連の規制は撤廃されており、マスク着用を求められることもほとんどありませんでした。

また日本からの旅行者はまだまだ少ないですが、8月時点で欧米からの訪問客はかなり回復しており、中には残念ながら閉業してしまった所もありますが、ツアー会社やダイブショップ、飲食店の多くは現在営業しており、かつての賑わいを取り戻しつつあるように感じました。

そこで今回は2022年のダハブの物価や海、治安に関する情報について記したいと思います。

ダハブとは

ダハブはエジプトのシナイ半島に位置する街で、サンゴ礁が広がる紅海に面しています。アクセスは高級リゾート地であるシャルム・エル・シェイクの空港からバスで1時間半ほどと少し悪いですが、物価の安さや居心地の良さからバックパッカーの楽園となっています。

もともとは小さな漁村であったため町自体に観光名所はなく、歩いて30分くらいで一周できてしまうほどコンパクトですが、目の前に広がる海がただひたすら美しく、ダイバーを中心に世界中の旅行者がこぞって訪れる人気スポットになっています。

ダハブによくあるオーシャンビューのレストラン

海沿いにはオーシャンビューのレストランが軒を連ねているので食事には一切困りません。そしてエジプト料理はもちろん中華料理やタイ料理、日本食レストランまでこの町にそろっているので長期滞在でも飽きることはありません。

ダハブはエジプトの主要都市から遠く離れた田舎町ですが、このような飲食店はもちろん宿泊施設、ツアー・ダイビング会社はかなり充実しています。また携帯会社 (SIMカード) や病院なども存在します。

ダハブの岸沿いにあるダイビングポイント

またダハブの物価は年々上昇傾向にありますが、概ね日本の4分の1から3分の1程度と、まだまだお手頃な価格で旅行することが可能です。

このようにダハブは、田舎町で居心地が良い&海が綺麗&食事がおいしい&物価が安いの4拍子揃った最強のリゾート地だと個人的には思っています。私はこの町に1週間ほど過ごしましたが、中にはビザの延長をしながら数か月単位で滞在する人もいるほどです。

治安について

安全面に関しても、他の都市と比較すると良いように感じました。ダハブはそもそも人口が少ないので単純に犯罪に巻き込まれる確率が低いです。またエジプトでは交通マナーが酷いため、大都市では大通りを一つ渡るのにも苦労しますが、ここでは車通りが少ないので気を使う必要がありません。町中に響き渡るクラクションもここではほぼ聞かずに済むと思います。

ダハブ~カイロのバスは治安の悪いシナイ半島を通るため要注意です

シナイ半島エリアはダハブ島一部地域を除きテロが多く、イスラム過激派の武装組織にここを通るバスが襲われたケースが何回もあるので、治安の悪いエリアを避けるようにシャルム・エル・シェイクまで飛行機で行き、そこから車でダハブへ行く方が良いと思います。

こう言っていますが、私は飛行機代を浮かすためダハブカイロ間バスを使いました。この路線はバックパッカーに大人気ですが、テロ防止の検問が多いと複数回あることでも有名です。

検問が多すぎて眠れなかった、二度と利用したくない

のような声も数多いですが、私が乗車した際は検問は1度で、シナイ半島の付け根に位置するスエズ運河に渡る手前にある検問所でバスから降ろされ、手荷物検査、ボディチェックおよびパスポートチェックがありました。

ダハブの海

ダハブは海以外の観光名所がほぼ皆無なので、ここに行ってやることといえばマリンスポーツ一択で、その中でも特におすすめなのがシュノーケリングorダイビングです。

紅海は固有種が多いことで有名であり、日本では水族館でしか見られないような派手な熱帯魚がここでは普通に泳いでいます。

紅海にしか生息していないクマノミの一種

サンゴの白化が世界各地のリゾート地で問題になっていますが、ここダハブでは手付かずの綺麗なサンゴ礁が今でも残っていました。この2~3年でサンゴが消えていないか心配でしたが、ダハブの美しい海は昔と全く変わらないようです。

シュノーケリング・ダイブポイントはどこでホテルから近いの?

という疑問があるかもしれません。確かに他のリゾート地ではサンゴ礁までのポイントが遠い所も多いですが、ここダハブは街内にたくさんあるビーチからどこでも、たくさんのサンゴと魚の群れを見ることができます。さらにダハブは海沿いに作られた町なのでほとんどのホテルから徒歩3分以内で海に行くことができます。

ホテルから徒歩3分以内の場所に絶好のポイントがあるダイバーにとって夢みたいな場所です!

ちなみにマスク、シュノーケル、フィンなどのシュノーケリング用品は、町内に無数にあるダイビングショップで一通りレンタルが可能で、料金も1日300円ほどと激安です。

また筆者はシュノーケリングのみでしたが、ダイビングスポットとしてもとても有名です。詳しい値段は分かりませんが、日本の半分以下の値段でファンダイブが楽しめるそうです。

物価情報

22年8月時点でのダハブの物価について代表例をいくつかあげました。

・水2Lペットボトル            5EGP   (35円)
・コシャリ                 25EGP (175円)
・親子丼                  70EGP (490円)
・シュノーケリングレンタル       1日30EGP (210円)
・ドミトリーホステル (DEEP BLUE )   1泊140EGP (950円)
・シナイ山日帰りツアー            500EGP (3500円)
・ダハブ~カイロ バス            340EGP (2380円)
22年8月時点での為替レート1EGP=7円で換算

ダハブの物価はかなり安く、ジャンルによって異なりますが日本と比較すると3分の1~4分の1といった感じでした。

ただダハブの物価はこれでもかなり上昇しており、ここ数年で倍以上になっています。

少し前のブログを見ると、ホテル代300円のレストラン一食150円!みたいに書かれている記事がいくつもありますが、今ではこの値段で旅行をすることは残念ながら不可能です。

ここ数年の観光客の増加に伴いダハブはインフレが著しいそうで、少し前の情報は全く当てにならないです。

実際に利用した有名な安宿である「DEEP BLUE HOSTEL」も、10年前は1泊300円だったそうですが、現在では1000円まで値上がりしていました。

1日当たりの滞在費

私がダハブに滞在した際の1日当たりの出費はおおよそ2510円でした。
有名安宿のDeep Blue Hostelに滞在し、ある程度外食も楽しんでこの値段なので再現性は十分にあると思います。

1か月あたりに換算すると約75000円になります。少し前の滞在記をみると、1か月3~4万以内で過ごしている人がちらほらいますが、物価上昇を考えるとこの値段に収めることはかなり厳しいと思います。

・宿泊費           1000円
・食費            1000円
・シュノーケリングレンタル料 210円
・その他           300円

オフシーズンの安宿に宿泊し、町の中心部にあるスーパーで買い出しを行って自炊をして滞在費を抑えたとしても、よっぽど節約しない限りは1日当たり滞在費1500円~2000円が限界だと思います。

まとめ

コロナ禍中の2020~22年のダハブ情報が非常に少ないのですが、エジプトにおける渡航制限の大部分が撤廃された2022年8月において、欧米からの観光客を中心にかつての賑わいが戻りつつあると感じました。ほとんどの店は普段通り営業を再開しており、今旅行に行けば昔とほぼ同じくダハブを楽しめると思います。またダハブ最大の魅力である海の綺麗さに関しても以前と全く変わらず、間違いなく世界最高クラスでした。

しかし、物価に関してはわずか3年前と比較しても大きく値上がりしていました。当記事を編集するにあたってダハブ関連のブログを何本も読みましたが、物価はこの数年で2倍以上になっています。物価上昇の傾向は今後もずっと続くそうなので昔と同じ予算で行くことはほぼ不可能だと思います。

とはいえ物価は体感として日本の4分の1から3分の1で、まだまだ安く旅行を楽しむことができました。ダハブは治安が良く、料理が美味しく、海が綺麗なまさに楽園のような場所で、何もせずに長期滞在する旅行者が多いのも納得でした。

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